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2013.05.2504:10

授業を休みにしたい。

20050504

よいたまご帽子担当オガオさんも知っている中学校時代の国語の先生。
自分で「カエルに似ている」と言っていた。

その先生は読書をしてほしい、と思っていたのだろう。毎回、授業の最初 5分くらいで本を一冊紹介して授業に入るのだ。今思い返すと、そのあらすじ紹介や、「その先は、、、?」と気になるところでやめてしまうところとか、素晴らしい能力を持った先生だった。しかもアドリブで。

というのも、先生は予め「今度の授業はこれを紹介しよう」と思って準備してくるのではなく、生徒からのリクエストで一冊選ばなければならないからだ。

どういう方法かというと、生徒それぞれ五十音の一文字を順番に担当する。国語の時間に一人ずつ、担当した生徒が担当した五十音の付く作家を発表。それを聞いて先生がその作家の中から一冊選んで紹介するのだ。

話す能力もすごかったが、それまで読んできた本の量がすごかったんだろう。無数の引き出しから一冊チョイスして勧めてくれていたわけだ。しかもそれを 7クラス全部でやっていたのだから。生徒が選んできた作家が他クラスの授業でどれだけ重複したか。

ウチのクラスの「あ」は、阿刀田高。先生が紹介したのは『ブラックジョーク大全』だったと思う。

先生の紹介を聞いて「面白そうだな」「続きを読んでみたいな」と思ったらそれを読む。まんまと先生の術中にハマっている。

さて、ここで生徒をやる気にさせるかけひきなのか、余程の自信があったのか。先生は一つの条件を提示している。

「調べてきた作家を私が知らなかったら、その授業の時間は授業をしません」と。

そこで担当した生徒はがんばってマイナーな作家を探したりするのだが、先生は知っているし読んでいてさらりと紹介したりするわけである。生徒それぞれの性格も出る。先生に優しくしたい人は書店の本棚でたくさん並んでいる作家を選んでくる。けれどそれがあんまり有名すぎる作家だと、今度は授業を受けたくない生徒側からぶうぶう文句が飛ぶ。

最近、阿刀田高の本を読んでいてそんなことを思い出した。
そして本人は「カエル」と言っていたが、記憶ではかわいらしいきれいな先生だ。
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