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2014.09.0604:10

こりおり

20140322

旅は夢を追いかけるものだ。頭にある夢のイメイジが、エネルギーを持って目の前の現実となって現れる。それは目に見えるものではないかもしれない。空気や気温、湿度、風や匂い、音、、、ただ漠然と雰囲気だけかもしれない。

旅の友だちがおもしろい話をしてきた。インドネシアのスマトラ島、赤道に行くとそこには白い線が引いてある、と。「赤道に白線」。なんて適度な導入部であろうか。起であろうか。

そしてそこにはある職業の人が居るという。水と、ペットボトルで作ったジョウゴを持った男が。

「コリオリの力」という単語を高校生は習ったかもしれない。地球が回っていることで、ある力が働いて、洗面所にためた水が排水される時に、北半球なら反時計回り、南半球なら時計回りにぐるぐると回りながら流れるという(詳細な説明や真偽は『こども相談室』へ)。

このコリオリの力を赤道付近で実験して見せるのが男の職業だ。白線(赤道)よりちょっと北半球側に行って水をジャー。ぐるぐる。白線よりちょっと南半球側へ行って水をジャー。ぐるぐる。白線に戻って水をジャー。すー。

こんな実験をしてくれる男のいるスマトラ島、赤道。いつか行ってみたいという旅の夢になった。もう15年以上も経っている。

そして思い掛けないところで彼に会った。そもそもその国が赤道直下であることを知ったのは飛行機を降りて町をぶらぶらした後。売られている絵ハガキの観光地写真の一枚に赤道碑のようなものが写っている、、、

「そうか。この国には赤道が通っているのか」

それからその赤道碑がどこにあるのか聞き込み始めた。その時点でコリオリ男のことなどミジンも思い出していない。彼はスマトラ島の白線の上に居るのだ。ここは遥か遠いアフリカ大陸。

聞いてみると、意外に行けそうな距離に赤道碑があることがわかったので乗り合いバスでそこへ向かう。赤道碑に感動しながら目に入る「?」な黄色い物体とバケツ。そして、ここでやっとコリオリ男のことを思い出した。そうかっ!これかっ!

オレのイメイジ(スマトラ島における)では緑の広がる所に白線があり、ぽつんと男が立っていて、ガイジンが来ると声を掛けて寄ってくるという風景だった。男が居なくてガイジン1名のみという状況でなかなかコリオリ男の道具にピンと来なかったのだ。

コリオリ男を探し、確認形式は違うにしろ(もっとロマンチックな方法で確認するのだ!)目の前で次々繰り広げられる夢の実現に興奮は最高潮だった。思わず普段メールをしない人にいきなり一通送ってしまった。しかも送り間違えてしまった(「間違えて」普段メールをしない人に送ったのではなく、普段メールをしない人に送ろうとして「間違えた」)。相当な興奮だったようだ。
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