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2016.03.1804:10

かいだん

20060505_2

オガオさんと所属していたバンド『ガアル』のギタリストが得意としているものがあった。

小学生の頃だったか、移動教室などで夜オフトンインしてから怖い話などする大会が開催されたりする。怪談である。

彼の得意技、怪談は真昼間、日中の明るい時分に面と向かって始められる。

「怪談しようぜ」

彼はそういうと、導入部もそこそこにオチへまっしぐらな怪談をする。

「夜ひとりで暗い道を歩いていたら、、、お前だーっ!」

と「お前だーっ!」の部分で大声を上げて顔に人差指を突き付けるのである。イメイジとしてはモグロさんの「ドーン」。これは有名な怪談(ワザ?)だと思うのだが、まぁ、通常の怪談で遣うとすれば、しばらく話をする必要があるはずだ。こわーい雰囲気をひたひたと話して作り上げて、皆が動悸動悸動悸動悸している時、「ここぞ」の時に、大声を出して「お前だーっ!」と指さし。だいたいは驚く。こわかったー、となるのである。

彼の怪談は導入部がほぼ無いので、いきなり「お前だーっ!」と驚かされて、次に笑いになる。でもそれは一回目のみで、二回目以降は「驚き」の無いまま笑いになる。怪談の定義が「怖い話」だとしたら、彼のは「壊談」とでも言うべき笑いのネタなんだと思う。

「笑い」について考える時、いつも『ガアル』のギタリストに行き着く。そしていつも「彼は本当に先を行くセンスの持ち主だったな」と今、思うのである。当時はそんなことわかるはずもない。彼は先を行っていたのだから。そんなことをしみじみ思いながら、暗い夜道をひとりとぼとぼと歩お前だーっ!

彼の笑い声がなつかしい。
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